手造り 信州型古間鎌 薄鎌180
握りやすいハンドルで楽々草刈
450年程前より営々と続いてきた匠の技と、新たな技術が生み出す信州鎌は、その切れ味の良さ、使いやすさ、耐久性に他産地には見られない独特の特徴をもっています。
「芝付け」や「つり」加工、特に鎌全体の厚さ1/6という極めて薄い鋼(ハガネ)部分が第一の特徴といえます。

やわらかい草で抜群の切れ味
春から夏頃にかけて生える柔らかい草用の鎌です。
「芝付け」といって鎌を地面に押し当てた時、柄(グリップ)の手元が浮いていますから、手を擦ってしまう事なく、草の根元から綺麗に刈れます。
「しのぎ」の効果で刈った草は刈払った方へ自然と寄ります。
柄は弾性の有るタモ材を使用し、尻の部分をダンゴ形状にして、鎌が手からすっぽ抜けないよう工夫がしてあります。
「美観」「実用性」「安全性」に配慮しました。手の疲労感をなくしました。
過酷な作業ですので、刃こぼれや刃欠けは前提となります。切味が落ちたり、刃欠けが生じた場合は砥石で研いでご使用ください。
仕様
刃規格 | 片刃 |
---|---|
刃先から肩尻(mm) | 約180 |
刃渡(mm) | 約160 |
巾(mm) | 約50 |
厚み(mm) | 約1 |
柄の長さ(mm) | 約360 |
全長(mm) | 約440 |
重さ(g)※柄付き | 約230 |
材質 | 鋼安来白2・鉄・タモ材 |
送料 | 送料は運賃表<M>が適用されます |
※手作り商品ですので、寸法は微妙に変わることがあります。
ワンポイントメモ
「刃が欠けてしまう」という問題
専門家が切れ味のよい鎌を選ぶとき、鋼(ハガネ)の部分に爪をあてて、パキン パキンと刃が欠けるのを選ぶということがあります。
これは、全体に焼き入れ焼き戻しをして硬度を高くしますので、鋼の部分が欠けてしまうという事なのです。
逆に、甘い焼き入れですと、刃がまくれるような状態となりよく切れずに、研いで使う事ができません。
硬い鎌は刃が欠けても研ぐことができ、研いで行くうちに平らにるという作業の繰り返しになります。
信州鎌の場合、鋼(ハガネ)が広く入っているので、身の高さの半分ほどになっても研いで使う事が出来ます。
★刃こぼれ、刃欠けの場合は荒砥・中砥石で研いで使います。